神田さんのコレクション ( 私のライブスチーム・模型歴 ) 25 May 2010
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 私が鉄道模型というものに初めて出会ったのは、もう51年も昔の小学生時代のことになり、32mmゲージの0番からはじめ、16.5mmの16番(HO等)、13mm、12mm(1/87)、N、Zゲージに至る、様々な模型の世界を体験してきました。 しかしなんと言っても実際に蒸気で動く機関車の模型・ライブスチームモデルが中学生時代以来の夢で、1972年に月刊「鉄道模型趣味」誌にスエチカ製品の連載製作記事が出ましたが、高価で工作も難しく、到底手の出せるものではありませんでした。 しかし1973年に至り、当時最も安価で入門にも適当と言われていた、
渡辺精一先生設計の1番ゲージ・2B1英国型タンク機関車の基本部品が「科学教材社」から発売されていることを知り、半年ほどかかって翌年完成いたしました(もう時効?でしょうが当時は大学院生で、指導教授の目を盗んで、研究室の工作機械を相当利用しました)。 これは中々良く走り、気を良くして1975年に2両目を製作・完成したところで、最初の「ASTER」製品の機関車2種類が世に登場いたしました。機械加工は全て終了済み、塗装済み。それでも価格は上記2B1タンク機関車の基本部品並み。 これは革命的で、ASTERの製品とはそれ以来の付き合いですが、最近の製品はあまりにも良くでき過ぎていて高価になってしまい、おいそれと手が出せない状態が続いております(もっとも、併用している89mmゲージ、16番その他への支出が足枷になっておりますが)。 そのようなわけで、近年は新品の購入より中古機関車の再生、部品を利用した機関車の自作が多くなってしまい、例えばASTER初期製品のSR「Schools」はこれまで4両も購入しましたが、元のままの「Schools」は1両も無く、アイルランド、オーストリア、ポーランドなどの機関車に化けております。 「C12」や「8550」も複数を購入しましたが、これらもドイツ、フランス、スペインなどの機関車に化けております(機関車にはKSR、KDB、CFVK、FVK、KKPなどの文字が記入してありますが、これは、私の1番ゲージ鉄道名;「神田蒸気鉄道」の各国語での略称です)。
快走する BR-01
JGRにて3.5インチを運転する神田さん