ポート トレイン  

Vol.No.21  
( 横浜ライブスチームクラブ 広報)
平成23年12月5日

 11月は20日以降天候が安定し,早くから27日の運転会が可能なことを予測できま      ました。 先月のポートトレインに,防寒服装で来場されるようお願いいたしましたが,      終日寒さを感じることは無く,大変恵まれた一日でした。
     以下ご報告いたします。

   1.月例運転会

     1)参加者と参加車両 (順不同,敬称略,記載漏れはご容赦)
  大浜  T3(BR−89)
  神田  2B1タンク(英国型),英国型Bタンク(B20改)自作欧州型客車5両
  内藤  クラウス(RC),9600型(RC)
  新倉  パニヤ,2Cテンダー(パニヤ改),C56
  松島  グラスカテン,サンダーボルト
  東野  クラウス
  梶ヶ谷 D51,自作 有蓋ボギー貨車(ワキ型) 5両
  荒川  B20,ユーティリティカー
  遠藤  古典型市内電車(2軸) プラレールの動力車を改造したもの
  三橋  旧阿里山シェイ
  山崎  D51
  矢野  EF58(茶色),自作 茶系客車 4両(スイテ49型展望車を含む)
  信岡  BR86,BR78
  豊田  2B1タンク,1Cテンダー(アメリカン モーガル)アスターCタンク(GER),
       Bタンク,客貨車 6両
  平井  D51
  村内,我妻,清水
      小計 18名

    2)運転状況
 大浜氏はT3を走らせましたが,安定した走りでした。
 神田氏は調整継続中の英国型Bタンク(B20改)を引き続き走らせました。ガス焚きの ノウハウを吸収中のようです。
 内藤氏は2両ともRC化されて,調整継続中の様子です。 特にクラウスはマイクロサー ボを使っても,キャブ内に収めきれず,屋根が邪魔になって取り外して走行です。クラウ スに似合うトレーラーに装置の一部を移し,永久連結で走らせることになりそうです。



 新倉氏は常連の3機種を走らせましたが,どれも良く走っていました。氏は枕木溶融防 止板を製作して持参され,実用試験をされておりました。 良い案でしたから,もう1台分 の材料があるとのことなので,追加製作をお願いしました。C56のカラー写真に試作品 を示しましたので,ご確認ください。



 松島氏はサンダーボルトの調整に苦心しておられました。ブローワーを煙突の上にのせ たままなら,跳ぶようによく走るのに,自力の排気だけではよく走らないとのことで,  小笹氏の指導を受け,一部の組み立て修正を指示され,次月に再挑戦となりました。

 東野氏は前月に続きクラウスに挑戦ですが,思うような走りとならず,木元氏の応援 を得て調整継続中です。クラウスのキャブは容積が小さいため,部品や配管が込み入って 保守に骨の折れる機関車です。 12月に再度走行にチャレンジ予定です。


 梶ヶ谷氏はいつの間にか,自作車両メーカーの看板を掲げたようで,今月は有蓋ボギー 貨車(ワキ)を一挙に5両登場させました。車体の色が5両5色というのも泣かせます。 (写真参照) D51が張り切って,元気に引っ張っていました。


 荒川氏は脳梗塞で倒れて,一時は大変心配な容態でしたが,幸運にも手当ての甲斐あ って,復帰を果たされました。車両の走りよりも荒川氏の体調を気遣う方に,皆の関心が集まりました。

 遠藤氏は坐骨神経痛でビッグサイトを断念し,長らく療養中でしたがようやく回復され ました。氏はお孫さんのトミーのプラレールの破損した動力車の駆動部分を利用した古典 型市内電車を走らせました。 1.5ボルトの電池1本で適度な走行スピードでした又, 古典電車に不可欠のライニングは修正液の白をそのまま引いています。そのためライニン グの太さが微妙にうねっていました。

 山崎氏はD51の走行調整をされました。ポイントでセンターピンを引っ掛け,その 脱落部品探しと調整で時間切れとなりました。周回走行中にポイント通過の際,挙動が 怪しかったのですが(1回は先台車が脱線していた・・・)


 矢野氏はEF58(茶系)と茶系客車3両とスイテ49型の展望車をつないで走らせ ました。戦後ダブルルーフの展望車を見慣れた目には,シングルルーフの展望車は憧れ の的でした。 





 信岡氏はBR86のライトグレー仕様を走らせました。ブロワーで4kgまで蒸気圧 を上げて発進しても,1周30m足らず走行すると圧力ダウンで停止してしまうため, 原因究明に苦労されておりました。クラブでは小野寺氏と三橋が同型機を所有しており 三橋の機関車は池辺のレイアウトで1周30mのD線を単機で30周以上トレーラーを引いても
30mでダウンする機関車ではありません。氏の今後の調整努力に期待しまし ょう。BR78は走らせませんでした。これは走るのが判っているから・・・・とのことでした。


午後3時過ぎに平井氏がD51を持って来られ,早速火入れして走らせました。 ナハネを引いて快調に走っていました。

 村内氏は97歳で自動車の運転免許の更新がこのほど認められ,八王子地区の最高齢 のドライバーになられたとのお話を伺い,記念に写真を撮らせていただきました。

豊田氏の機関車郡

快走した米国型モーガル機

D51とナハネ20

                                             以上
                                       (文責 三橋)

                           
 

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