ポート トレイン  

Vol.No.18  
( 横浜ライブスチームクラブ 広報)
平成23年9月2日

 この8月は第1週は曇った日もありましたが,8日頃から酷暑に変わり,ビックサイトの開催日まで10日余にわたり続きました。
ところが,ビックサイトの第1日(8月19日)は,午前10時40分頃から雨が降り出し,天候の回復を待ちましたが,次第に雨足が強くなり,15時に打ち切ることになりました。翌20日と21日は天候も回復し,曇りがちでしたが,雨の心配が無く,海風も 適度に吹いて,運転には絶好の日和となりました。  

 1.ビックサイト 運転会

1)出展までの経緯
 本年は,小型蒸気機関車製造者協会が不参加となり,協会加盟会社のアスター社も不参加が決まりました。そのため,同協会では,静岡市内のツインメッセで 7月30日〜31日の2日間にわたり運転,展示会(ビックボーイ)を開催しました。 この運転会には,全国的に5インチ,3インチ半,1番ゲージのライブスチームのクラブが参加する予定でしたが,始めての屋内運転会でもあり,当初の計画には 及びませんでした。然し,OSクラブ,市川蒸気鉄道クラブはこの運転会に参加され,ビックサイトへの出展は取りやめられました。
横浜ライブスチームクラブは,静岡は任意参加と考え,本年4月の総会の際には,参加希望者の確認のみにとどめました。(計11名)

    一方ビックサイトの運転会はその時点でのアスター不参加の可能性もあり当クラブとして参加 不参加のアンケートのハガキを会員に出し回答の結果27名中20名の出展賛同をいただき,6月25日に申し込みを行いました。 締め切り後の申し込みであったため,時間を要しましたが,7月20日に出展の承認を得ることができました。    
アスター社は静岡のイベントに出展することを最重点に計画されていたため,当初ビックサイトへの出展は計画されておりませんでした。そのため,大型レイアウトを1面借用すると共に,積み込み輸送計画とレイアウトの組み立て等YLSCの自己責任で準備,習得することになりました。     

    3) 運転会の概要

    イ. 第1日 (8月19日 金)
 責任メンバーは9時過ぎに参集し,10時開場に備えました。例年通り、飲用のクーラーにペットボトルの飲料水を入れ,飲用冷水の準備をいたしました。 豊田氏,千葉氏,神田氏,本山氏がテストランと走行の準備に入った頃,雨が ぽつぽつ降り始め,そのうち止むのを期待して,テントの中から走行車両を眺めていたところ,次第に雨足が激しくなり,運転を中止して機材をテントの中へ引き上げ 会員一同建屋内へ引き上げ,神田会長が最新の気象情報を収集に出かけました。しばらくして戻り,今日はもう雨が降り続く予報なので,打ち切ることになり,再び テントに戻り,店じまいをいたしました。機材を車の中に収容し,明日の準備をして解散したのは15時を過ぎていました。

    ロ. 第2日 ( 8月20日 土)

 前日と変わって,終日曇り空となり,暑さも大分軽減されてメンバーも元気に走らせました。特に注目したのは,梶ヶ谷氏の自作英国型プルマンで,厚紙製の側板,屋根は 木製のリブに木製のスパー(従通材)をはめ込み,厚紙の張り上げ屋根で,なかなか感じのでている佳作でした。 カラーは海老茶色に近い赤。プレーザーの人形をご自身で着色,車内の椅子に座らせていました。なにしろ 3両を同時完成させたのには,頭がさがります。そのうち,月例運転会に登場することでしょう。又,登場するメンバーもかなり扱いが上手くなり,千葉氏のガス焚きC623, 北裏の栗原氏のD51ナメクジのRC機はまことに安定した走行でした。又,掛端氏の 新シェイはかなりの牽引力を発揮,大型テンダー機が引いていた客貨車をそのままひきついで,走っていました。 例年2日目の来場者が最も多く,本年もそうでした。 ライブスチームのクラブはYLSCだけで,他の2クラブは子供さんたちの乗用車両の運転でした。

     ハ. 第3日 (8月21日 日)

 矢野氏が中国の前進型を運転されました。当初ピストンバルブで製作され,Dスライドバルブに改造された機関車です。高井貢氏の図面をもとにに, 車輪はアスター製を利用して組み立てた自作品 で久々の登場でした。ナハネ級なら25両以上は引ける機関車ですが,客車の数が足りなくて,残念でした。鈴木馨氏が昭和40年代に製作された国鉄の 6850型(2Bテンダー)の走行を三橋が行いました。アスター社のスクールズが発売される,10年以上前の自作機です。 当時の機関車は水面計も圧力計も装備していないものがあり,この機関車も装備していません。運転いたしましたが結果はまずまずの走りであったと思います。       

   EF58が2両走行しました。ブルーは芳賀氏,茶系は矢野氏でした。 RC装備ですから自由にコントロールでき,特に茶系のホイッスルは昔聞いた音色そのものでした。

本年のビックサイトの出展作業は,YLSCにとっては試練の連続で,大変良い勉強になりました。神田会長はじめ,理事の皆様には大変なご苦労をおかけいたしました。 又,会員の皆様には労務作業の提供,不順な気象条件の中で運転会にご参加いただき,イベントを盛り上げていただきましたことを厚く御礼申し上げます。 又,他のクラブの会員のご参加,ご協力,特に北裏の岩岡会員にはご負担をおかけしましたことをお詫びいたしますと共に,御礼申し上げます。                         事務局
 

 

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