ポート トレイン  

Vol.No.24  
( 横浜ライブスチームクラブ 広報)
平成24年3月3日

 いよいよ,水ぬるむ3月がやって来ました。 寒さもいくぶんかやわらぎ.ライブシーズンの到来です。2月の運転会は盛況で,合計23名の方の来場をいただきました。

 1.月例運転会    2月 26日

1)参加者と参加車両(順不同,敬称略.記載洩れはご容赦)
 東野  (D51,スクールズ)
 平井  (EF58)
 松島  (ライオン,ルビー)
 梶ヶ谷 (C623)
 神田  (キャッスル 級,自作プルマン客車 マルーン色 5両)
 内藤  (B20 RC )
 豊田  (2Bテンダー,B1タンク,Cタンク,2A1タンク,客貨車 5両)
 本山   (新B−1,9600)
 杉本  (ライオン)
 掛端  (新シェィ,ガスボンベカー)
 三橋  (DB62)
 川瀬  (C11 再組み立て中,池辺時代の亡き黒田会員から譲りうけ)
 新倉  (D51,C56,パニヤ)
 信岡  (BR96 マレー)
         我妻,村内,矢野,清水
         小計 19名

  2)運転状況

 東野氏のD51は単機で走行調整の様子でした。スクールズは走行調整中に脱線転覆事故となり不満足な結果となりました。次回再調整をされると思います。


走り過ぎて脱線したスクールズ

 平井氏はEF58を走らせました。定格はニッカド7.2Vを直列接続し14.4Vですが.今回は電圧7.2Vの運転であったため,毎秒5〜7cmの低速でした。


ゆっくり走ったFE58

 松島氏は先月涙を飲んだライオンを再調整して走らせました。確かに走りは改善しましたが,まだ調整が必要です。 煙室の気密性は改善されたようなので,今後はブラスト調整でしょう。 ネットで購入されたルビーは,初走行にしてはよく走っていました。ただガスの充填のコツがつかめず,しばらく馴れる期間が必要なようです。


ネットで買ったルビーの準備


出発準備完了のルビー

 梶ヶ谷氏は C623を走らせました。取り扱いに慣れて,平然とした走りでした。このC623は前端梁にスノウプロウ(排雪鋤)取り付け用のアームはついているのですが,鋤はキットに入っていないようです。


防火板が短いC623

 神田氏は新製の英国型キャッスル級を走らせました。細身のボイラーで華奢な感じですが,自作のマルーン色のプルマンを5両引いて,1m/秒の快調な走りでした。

 内藤氏は,先月落下事故を起こした B20 RCを走行調整されておりました。


修理完了の B20 RC

 豊田氏はいつもの蒸気を4両走らせました。持参されたカラフルな客貨車を牽引して,よく走っていました。


出発準備中の列車


カラフルな車輌群

 本山氏は毎回地味な運転で,今回も 新B−1と9600を走らせました。

 新会員の杉本氏はライオンを持参されましたが,走らせませんでした。自宅のローラー上ではうまく動いているとのことでした

 掛端氏は新シェィを自作のガスボンベカーを引いて走らせました。今取り組んでいるのが,ブラストの排気から油分を取り除く装置です。ライブは排気の中に潤滑油が含まれるため,汚れの除去が大変です。
その清拭作業を軽減するため,煙室内に分離装置を設置して,油分を可能な限り分離回収しようとするものです。室内でライブを運転する場合には不可欠な装備です。(外国の模型雑誌には時々試作実験記事がのることがあります。) 油分を多く回収しようとすると,ブラストの通風が妨げられ,燃えが悪くなるので目下試行挑戦中です。


ブラスト油分離装置からの排油


ブラスト排油の分離装置内蔵の煙室


新シェイとボンベカー

 細井氏はC12を走らせました。単機走行でしたが,よく走っていました。氏は体調が万全ではない中の出席でした。


C12の蒸気上げ

 川瀬氏は久々に手ぶらではなく,箱を持って現れました。おもむろに開いた箱の中身はC11でした。

 新倉氏は D51,C56,パニヤの常連を持参されました。どれも良く走っていました。


C56へ燃料注入


防火板上のC56とD51テンダー


防火板で蒸気上げのC56


ナハネを引いて出発のC56

 三橋はDB62を持参しましたが,取材と雑事で走らせずに終わりました。

 信岡氏で,BR96マレーを走らせました。先月よりは良い走りでしたが,牽引力が不足です。熱心ですから,次第によくなると思います。


バイエルンのBR96マレー


蒸気を吹き上げ出発 BR96


蒸気を吹き上げ走行の BR96


BR96と客車


お元気な98歳

                                        以上
                                    (文責 三橋)

                                ページの上へ ↑


Copyright (C) ylsc. All rights reserved.