ポート トレイン  

Vol.No.28  
( 横浜ライブスチームクラブ 広報)
平成24年7月2日

 梅雨のシーズンの最中ですが,皆様お変わりありませんか。6月の運転会は終日曇りがちで,風も穏やかで恵まれた運転日和でした。ただ最近の状況は,参加者の顔ぶれが定まってきておりますので,それぞれご都合があるかとは存じますが, たまには見学だけでもご来場いただけますよう,お願い申しあげます。

        以下6月のご報告をいたします。

1.月例運転会 (6月24日)

1)参加者と参加車両 (順不同,敬称略,記載漏れはご容赦)

 掛端 (シングルドライバー 自作,オシレーチングエンジン)
 本山( 9600,新B−1 )
 松島( アスター Cタンク,自作客車 2両)
 内藤(クラウス,B−20、9600 )
 小野寺(フライイング スコッマン,ダッチェス,スクールズ用客車 4両,プルマン客車
 クリムゾン色 1両)
 新倉(パニヤ改Cテンダー,B20,パニヤ )
 中谷( 8550 )
 神田( 2B1, パニヤ, 自作プルマン客車 5両)
 遠藤( 9600 )
 平井( 新B−1 組み立て, EF58 バッテリー充電中)
 東野( ライトミカド 下回り組み立て,スクールズ修理 )
 三橋( DB62 )
 村内,清水,矢野,梶ヶ谷.
 小計 16名
 見 学  加藤 (レポーター)
 アスター社    木元氏(現),  小笹氏(元),
  合計 19名

2)運転状況

 掛端氏は「模型とラジオ」の記事を参考にして,オシレーチング エンジンを両側に斜めに配置し,50ミリ径の動輪を回転させて走行するロケット号スタイルのシングルドライバーを自作して,テスト走行を試みました。アルコールバーナー 2本で蒸気あげ中に,オシレーチング エンジンの背面が過熱し,ハンダが溶けてシリンダーが脱落し,走行できませんでした。ボイラーは科学教材社が販売した Oゲージの弁慶号のものを流用(銀ローづけボイラー)していますが,バーナーの火炎が主台枠とボイラーの下部曲面からエンジン背面を過熱して,ハンダが溶けた様子で,せっかくの自作車両でしたが,貴重な体験をされました。次回はバーナーの炎を遮断する防火板を取り付けて再チャレンジです。

 本山氏は9600と新B−1を走らせました。9600の走りは見ておりません。新B−1は良く走っていましたが,空缶焚き寸前で給水しました。写真はその際のものです。


新 B-1 に給水中

 松島氏は久しぶりにアスターCタンクに自作の客車を引かせて走らせました。シャンチングエンジン特有のエンジン音を響かせてよい走りでしたが,三橋がレイアウトへ着いた頃は走行の終わり間近でした。

 内藤氏はRCの送信機を忘れてきて,下永谷の自宅まで取りに戻っての走行となりました。(ご苦労様でした)クラウスは.RCのレシーバーやサーボをキャブ内に収容しきれず,従来は屋根を外して運転してこられましたが,ユーティリティカーに移設し,屋根を取り付けて運転可能とされました。(写真参照)




B20の引くミキスト

 小野寺氏はようやくフライング スコッマンの組み立てを完了し,初のお披露目走行となりました。アスター社のスクールズ用のライトグリーンの客車4両と昨年手に入れたクリムズンレッド色のプルマン1両の計5両を引いて,落ち着いた走行でした。ダッチェスは走らせませんでした。







フライングスコッマンの引く列車

 神田氏は2B1とパニヤを走らせました。パニヤは自作のプルマン客車5両を引いて快走していました。写真はフライングスコッマンと併走中のものですが,まもなくフライング スコッマンの客車編成を追い抜いて,走り去って行きました。 2B1の走行は見ておりませんが,走行後の神田氏の手入れ作業からは,満足できる良い走りだったと判断しました。

フライングスコッマンを追い抜くバニヤの列車

 新倉氏はCテンダー,B20,パニヤのいずれも,良く走っていました。Cテンダーはボイラーをステンレスの薄板でラッギング,下回りはパニヤのものを流用しています。給水中の写真のテンダーはC56用の流用です。中谷氏は8550を走らせましたが,テンダーのサンプからアルコールが漏れて枕木を焼損,鎮火,一段落したところに三橋がレイアウトへ着き,早速その対策の相談を受けました。(枕木の焼損写真参照)


B20の引く列車


Cテンダー(バニヤ改)に給水中


サンプの燃料漏れで引火溶融した枕木

種々な要因で引火溶融した事例

 遠藤氏はしばらくぶりに9600を走らせました。手馴れた運転で,快走していました。

 東野氏はライトミカドの下回りの組み立てと,ジャンクで入手したスクールズのDスライドバルブのスピンドルのリペアーパーツ探しで,なんとか代替品が見つかったようでした。

 平井氏は先月に続き新B−1の組み立てをされました。EF58を持参されましたが,電池の残量が無く,充電に時間を費やし,走行できませんでした。

 梶ヶ谷氏は指に包帯を巻いて来られました。5インチ ゲージの CタンクをJGR(日本庭園鉄道)の裾野のレイアウトで走らせるべく,石炭の着火用の薪を作っていて,誤って怪我をされたそうです。

 村内先輩〈98歳)は今月もお元気で来場され,来年は運転免許更新となるがそうなると100歳ドライバーになるので,果たして更新してもらえるかどうか,車が無ければここまで来れなくなるからネ・・・・とのことでした。氏は八王子市内の最高齢のドライバーです。〈写真参照)


今日もお元気な村内氏


8550と中谷氏


衝突の衝撃で歪んだ連結器

 


       3.今後の運転会及び催事の日程について

      1)横浜ライブスチーム クラブ 8月度 月例運転会
        かねてアスター社へ検討を申しいれておりましたところ,下記で決定。
          8月26日(日) 9時30分〜15時30分

       2)東京ビッグサイト模型ショウ

           8月17〜19日  〈本年は当クラブは不参加)
          アスター社が出展,ブースにて展示・販売を行います。
 
                                      以上          

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