10月は鉄道の月です。10月14日の鉄道記念日を中心にして,各所で鉄道関係の大小のイベントや模型ショウが開催されましたので,会員の皆様方もこれらに参加された方がおいでになったことと存じます。28日の月例運転会は,あいにく雨もようの天候となり,一時レイアウトから引き上げることもありましたが(10時30分〜11時40分ごろにかけて),昼過ぎから持ち直し.15時45分頃までなんとか運転可能な状態でした。会員も20名が来場され,4月以来一番の集まりとなりました。 以下ご報告いたします。
1.月例運転会(10月28日)
1)参加者と参加車両(順不同,敬称略,記載漏れはご容赦)
松島 (ライオン,グラスホッパー,自作古典客車 2両)
平井 (新B−1,D−51,EF58)
中谷 (旧B−1,木曽林 カブース)
東野 (クラウス,坊ちゃん客車 2両)
山崎 (D51 )
内藤 (ブルーダッチェス,クラウス,ユーティリティカー,自作ワキ,トキ)
信岡 (フランス シャプロン 231E )
新倉 (B20,C56,パニヤ,自作客車 1両)
神田 (B20改 英国型Bタンク,自作客車 5両)
豊田 (スターリング シングル,1A1タンク,B1タンク,客貨車 5両)
三橋 (旧シェィ )
和田,村内,川瀬,清水,我妻,矢野,大浜,本山,梶ヶ谷.
小計 20名
レポーター 加藤 1名
アスター社 職員 木元(現),小笹(元) 2名
合計 23名
2)運転状況 (本稿は豊田氏及び三橋の観察状況をもとに作成,詳細は運転者に取材したデータにより記述しています。)
 屋上レイアウトを俯瞰する
松島氏のグラス ホッパーは良く走っていましたが,ライオンは煙突上にブロワーを載せての走行でした。
平井氏は新B−1とEF58を走らせました。新B−1は単機でしたが良く走っていました。EF58は和田ワークス製のワキに同社製のサウンド機構を装備していましたが,未調整のように聞こえました。D51は天候不順で走行を断念しました。
 EF58とサウンド装置を積んだワキ
 新B-1の蒸気上げ
中谷氏は旧B−1を走らせました。林鉄のボギー客車2両(アスター製)と自作の2軸のカブースを引いて15分余のロングランでした。(バーナー着火から17分)このデータはこのモデルのベストレコードと思われますので,下記にこの時の運転諸源を中谷氏から伺っていますので記します。本機を所有される方は,参考にして再調整されることをおすすめいたします。
東野氏はクラウスを好調に走らせました。アスター製の坊ちゃん列車の客車を2両牽引しました。
山崎氏はD51を持参されましたが,天候が悪かったため,走行を断念されました。
内藤氏はクラウスとブルーダッチェス走らせました。どちらも良く走っていました。丁度,信岡氏がシャプロンを走行させるため,客車を8両つないで編成していたため自作のワキとトキの牽引となりました。ダッチェスはブローオフバルブから熱水を放出したため,写真を撮りました。白煙は蒸気です。
 ブルーダッチェスのスチームのブローダウン
 B20(RC)にガス補給
信岡氏のシャプロンは走りを見ていると,まだ運転調整が必要です。RC調整と同時進行ですが,私(三橋)の経験ではまづ運転調整のベストを把握した後,RCのセッテイングを行った方が,判り易いです。
 シャプロン 231Eのセッティング
 シャプロンの走行
 シャプロンのRC調整
 シャプロンのラストランの準備
新倉氏はB20とパニヤを走らせました。どちらも,いつもの高速走行でした。C56の走りは見ておりません。新作のボギー客車を1両持参されたので,屋根をはづして室内を撮らせていただきました。トラックは客車用のものは入手できないので,貨車用のものを流用しています。車体は厚紙製です。
 バニヤが牽引する新作客車
 新作の客車
 新作客車の室内
神田氏はB20の下回りとボイラーを利用して,英国型のBタンクを作られました。英国型らしくボイラーを細く見せるため,ボイラーの外被をつけていません。熱損失がありますが,火力の増加でカバーすることになります。自作の英国型貨車5両を牽引して快調でした。
 英国型 Bタンク、下回りB20、上回り自作
 英国型貨車を牽引、バック運転
 新作の客車を牽引(新倉氏)、英国型貨車
豊田氏はスターリング シングルを重点に走らせました。本機は気難しい機関車ですが,いつも快調です。次の機会に,豊田氏に秘訣を語っていただきましょう。1Cタンクと1A1タンクは良く走ったとのことですが,B−1タンクは不調だったと伺いました。
 GWRのシングルドライバーの蒸気上げ
 GWRのシングルドライバーの蒸気上げ
(文責 三橋)
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