ポート トレイン  

Vol.No.33  
( 横浜ライブスチームクラブ 広報)
平成24年12月2日

 木枯らしの吹く季節となりましたが,皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。本年も年の瀬まであと1ヶ月余りを残すのみとなりましたが,12月16日は衆議院選の投票日があり,多数政党の乱立の中で,あわただしさの凝縮された年の暮れを迎えそうです。11月の運転会は好天に恵まれ,時折やや強い風が吹きましたが,参加者一同,満足した走行会となりました。以下ご報告いたします。

1.月例運転会 (11月18日 気温 12.8度)

1) 参加者と参加車両(順不同,敬称略,記載洩れはご容赦)

 遠藤 C11,ユーティリティカー )
 大浜 (T3,貨車 トム 1両)
 梶ヶ谷 (自作客車 ナハネ20 1両)
 神田 (2B1 タンク機 2両 模型とラジオの製作記事による,自作ヨーロッパ型客車5両)
 東野 (旧阿里山タイプ シェィ,新B−1)
 豊田 (C53タイプ パシフィック テンダー,B−1タンク,2A1タンク,B−1タンク[首振りエンジン],自作客車 2両,自作貨車 3両,LGB貨車 2両)
 内藤 (9600 門鉄デフ[RC装備],自作貨車 トキ 1両,ワキ 1両
 中谷 (C12 自作デフレクター追加装備)
 新倉 (C56,C11,パニヤタンク,自作客車 1両)
 信岡  (BR−96 マレータンク コンパウンド)
 平井 (D51[修理],新B−1,EF58,米国型ワゴン貨車)
 松島 (ライオン,ルビー,自作客車 2両)
      清水,村内,矢野
      小計  15名
      見学者  芳賀氏(北裏庭園鉄道) 1名
      アスター社 職員  木本氏(現)
        合計  17名

2)運転状況

 9月,10月の月例運転会は天候不順でしたが,今回は好天に恵まれ,久しぶりの運転会日和となりました。木枯らし1号が吹き抜け,やや強い風向きとなりましたが,SL運転に支障がありませんでした。

 遠藤氏は1年ぶりにC11を運転しました。本人は動くかどうか心配のようでしたが好調な走りを見せ,心配は杞憂に終わりました。

 大浜氏のT3は順調に走行していました。

 梶ヶ谷氏には臨時カメラマンを引き受けていただきました。そのためカメラマンに専念したいとのことで,SLを運転しませんでした。ありがとうございました。SLの代わりに自作客車ナハネ(ブルートレイン仕様)を持参されました。同氏らしく丁寧な仕上がりとなり,素晴らしい出来栄えでした。もう1両製作中とのことで,完成がたのしみです。


 神田氏は,「模型とラジオ」が6ヶ月にわたり連載した渡辺精一氏の製作記事による2B1タンク機関車2両と,英国タイプの自作客車5両を持参しました。このSLは,30年以上前に同氏の第1号ライブスチームとして製作されたものです。30年以上前の作品とは思えない軽快な走行で.英国タイプの客車にとてもマッチしていました。

 東野氏の阿里山シェィ(旧タイプ)は,木曽森林タイプの客車2両を牽引して好調に走行していました。ボールドウインB−1タンク(新)は残念ながら不調でした。次回に期待しましょう。

 豊田氏の4両の機関車はパシフイック(C53スタイル)をはじめ,いずれも調子よく走行していました。中でもシングルドライバーの2A1タンクは,オシレーチングエンジン(複動式)ながら客貨車7両を牽引し,パワーを発揮していました。


 内藤氏の9600は自作のワキと和田ワークスのトキを牽引し,ラジコン操作の魅力を十分に発揮して走行していました。

 中谷氏のC12はデフレクターを取り付け,C11タイプに改造されたものです。運転中にメインロッドとサイドロッドを動輪(第2動輪)に取り付ける段付ビスが脱落するというアクシデントがありましたが,ビスは同氏の執念により発見されました。修理を経て再走行の運びとなり,17分間好調な走りをみせました。」

 新倉氏のSLは,いづれも暴走気味に走行していました。本人に言わせると,暴走しないと運転した気分になれないとのこです。

 信岡氏はD−DマレーのBR96(コンパウンド機)を持ってきました。遅くに来られたことと,運転開始まで時間がかかっていたため,走行確認が出来ませんでした。

 平井氏の新B−1は,8月の新規組み立て運転時と同様に好調に走っていました。EF58も電池を増設した結果,これまでよりもスピード感のある走りをみせました。

 松島氏は,このところライオンの改良工事に集中してきたとのことで,今回,その効果もあって,同機はブロワー無しで快調に走行していました。ルビーもなかなかの走りでした。



 村内さんは,お元気なご様子でライブ運転を見学されていました。

                                      (文責 三橋)

     
                                             

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