ポート トレイン  

Vol.No.37  
( 横浜ライブスチームクラブ 広報)
平成25年4月3日

 本年は3月になって,例年にない気温の高い日が続いたため,桜の開花が早まり,関東南部では20日過ぎから下旬にかけて満開の季節を迎えました。 皆様にはお変わりございませんか。 まさに桜の季節のさなかでしたが,3月の運転会は予報では午後から雨もよいとのことで,出足が鈍りましたが,時折曇り空から日の差す穏やかな運転日和となり盛況でした。以下ご報告いたします。

1. 月例運転会 (3月24日)

1)参加者と参加車両 (順不同,敬称略,記載洩れはご容赦)

 松島(ルビー,森林鉄道用 2軸貨車 材木満載 2両)
 内藤(B20・RC,クラウス・RC,ユーティリティカー,自作トキ,ワキ.)
 小野寺(イブニングスター,DB86,英国型客車メルクリン製 2両,自作 1両)
 梶ヶ谷(グラスホッパー・圧力計装備, 専用コーチ 2両)
 神田(8550改 Cテンダー・スペイン型, 同改 Cテンダー・フランス型, メルクリン客車 4両,自作ドイツ型客車 2両)
 平井(D51,ボールドウイン 新B−1 )
 本山(ボールドウイン 新B−1)
 新倉(B20,C11,C56)
 東野(阿里山 シェィ)
 遠藤(DB52)
 豊田(6500タイプ 2Bテンダー,GER Cタンク,ボールドウイン タイプB−1タンク,2軸客貨車 6両)
 信岡(DB78)
 川瀬(C11)
 三橋(DB62)
       我妻,清水,矢野,村内
          YLSC   18名
          加藤レポーター
         アスター社 木元(現職)
合計    20名

2)運転状況

 松島氏はルビーを走らせました。森林鉄道用の2軸無蓋貨車は積み荷の桜の枝が重いのか,転がりがもう少し軽く動くようにしたいところです。

 内藤氏はB20とクラウスをRC化して,ユーティリティカーを連結して好調な走りでした。自作のトキとワキを引いていました。B20の方の写真を撮りました。

 小野寺氏は久しぶりにイブニングスターを走らせましたが,休車期間が長かったせいか,期待した走りが見られませんでした。次回再調整して登場すると思います。このイブニングスターは,フランクS以来のピストンバルブ仕様の機種です。DB86は英国型客車3両をひいて好調でした。


久しぶりのイブニングスター

イブニングスター
DB86

   梶ヶ谷氏はグラスホッパー(圧力計装備)に専用コーチを引かせ,ムードたっぷりの走りでした。

 神田氏はアスターの8550を2両,先台車を外し 0−3−0のテンダー機とし,黒色(スペイン型)と緑色(フランス型)に塗りわけ,2軸客車を6両牽引して,どちらも好調な走りでした。(写真参照) 8550型は1シリンダー装備機と2シリンダー装備機(後期発売)がありますがどちらだったか,未確認です。


ドイツ型Cテンダー(8550改)

フランス型Cテンダー(8550改)

  平井氏はだいぶ運転のコツをつかまれて,D51も新B−1も手馴れた走りっぷりでした。(写真参照)


ボールドウイン 新B-1蒸気上げ

ボールドウイン 新B-1蒸気上げ

本山氏はボールドウイン 新B−1を走らせ,好調な走りでしたが,走行終了間近にアルコールバーナーが下がり,ポイントの渡り線のレールに引っかかる 事故があり,走行を中止されました。修理は容易と思われます。

 新倉氏はB20,C11とも好調でした。C11は途中で火災事故を起こし,水をかけて消火しました。これで終わりか・・・・と思っていましたところ,1時間ほど乾燥させ再走行していました。さすが新倉高速鉄道で,日ごろの訓練の賜物? です。(なにしろ,防火板 3台の製造メーカーですから。)C56は走らせませんでした。

 東野氏は阿里山シェィを走らせましたが,ブラストの効きが悪く蒸気圧が下がり気味で,一周持ちません。そのため電動ブロワーを載せた状態での走行となりました。矢野氏がいろいろと助言をされておりました。(写真参照)


阿里山シェイを準備中

阿里山シェイの走行調整

阿里山シェイ

 遠藤氏はDB52をしばらくぶりで持参されました。氏はご自宅の庭園レイアウトで走らせておられるので,最初からパワーのある走りを見せていただきました。(写真参照)この機関車はアルコールの消費量の 多い機関車で,氏はバーナーを1本閉じた状態で運転しておられます。それでも,充分な蒸気量が得られています。さすがドイツの戦時型蒸気機関車で6000両も作られたことが理解できます。

DB52の引く列車

豊田氏の列車の横を走るDB52

 豊田氏は6500型タイプ(2Bテンダー), GER( Cタンク) ,ボールドウィン B−1タイプの3両とも客貨車6両を引いて好調な走りでした。GER Cタンクはポットボイラー(あぶり缶)を焔管式に改造しているので ,蒸気の上がりが良く,パワーがあります。


蒸気上げ

アスターCタンク(GER)改

編成を準備中

 信岡氏はDB78を持参されましたが,ウオーターゲージのガラス管が割れており取替え作業で終わりました。

 川瀬氏はC11の飾り部品の補充に機関車を持参され,走行は次月以降となります。

 三橋はDB62を持参しましたが,未走行でした。

    

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