本年は3月になって,例年にない気温の高い日が続いたため,桜の開花が早まり,関東南部では20日過ぎから下旬にかけて満開の季節を迎えました。
皆様にはお変わりございませんか。 まさに桜の季節のさなかでしたが,3月の運転会は予報では午後から雨もよいとのことで,出足が鈍りましたが,時折曇り空から日の差す穏やかな運転日和となり盛況でした。以下ご報告いたします。
1. 月例運転会 (3月24日)
1)参加者と参加車両 (順不同,敬称略,記載洩れはご容赦)
松島(ルビー,森林鉄道用 2軸貨車 材木満載 2両)
内藤(B20・RC,クラウス・RC,ユーティリティカー,自作トキ,ワキ.)
小野寺(イブニングスター,DB86,英国型客車メルクリン製 2両,自作 1両)
梶ヶ谷(グラスホッパー・圧力計装備, 専用コーチ 2両)
神田(8550改 Cテンダー・スペイン型, 同改 Cテンダー・フランス型, メルクリン客車 4両,自作ドイツ型客車 2両)
平井(D51,ボールドウイン 新B−1 )
本山(ボールドウイン 新B−1)
新倉(B20,C11,C56)
東野(阿里山 シェィ)
遠藤(DB52)
豊田(6500タイプ 2Bテンダー,GER Cタンク,ボールドウイン タイプB−1タンク,2軸客貨車 6両)
信岡(DB78)
川瀬(C11)
三橋(DB62)
我妻,清水,矢野,村内
YLSC 18名
加藤レポーター
アスター社 木元(現職)
合計 20名
2)運転状況
松島氏はルビーを走らせました。森林鉄道用の2軸無蓋貨車は積み荷の桜の枝が重いのか,転がりがもう少し軽く動くようにしたいところです。
内藤氏はB20とクラウスをRC化して,ユーティリティカーを連結して好調な走りでした。自作のトキとワキを引いていました。B20の方の写真を撮りました。
小野寺氏は久しぶりにイブニングスターを走らせましたが,休車期間が長かったせいか,期待した走りが見られませんでした。次回再調整して登場すると思います。このイブニングスターは,フランクS以来のピストンバルブ仕様の機種です。DB86は英国型客車3両をひいて好調でした。
久しぶりのイブニングスター
イブニングスター DB86
梶ヶ谷氏はグラスホッパー(圧力計装備)に専用コーチを引かせ,ムードたっぷりの走りでした。
神田氏はアスターの8550を2両,先台車を外し 0−3−0のテンダー機とし,黒色(スペイン型)と緑色(フランス型)に塗りわけ,2軸客車を6両牽引して,どちらも好調な走りでした。(写真参照)
8550型は1シリンダー装備機と2シリンダー装備機(後期発売)がありますがどちらだったか,未確認です。
ドイツ型Cテンダー(8550改)
フランス型Cテンダー(8550改)
平井氏はだいぶ運転のコツをつかまれて,D51も新B−1も手馴れた走りっぷりでした。(写真参照)
ボールドウイン 新B-1蒸気上げ
ボールドウイン 新B-1蒸気上げ
本山氏はボールドウイン 新B−1を走らせ,好調な走りでしたが,走行終了間近にアルコールバーナーが下がり,ポイントの渡り線のレールに引っかかる 事故があり,走行を中止されました。修理は容易と思われます。
新倉氏はB20,C11とも好調でした。C11は途中で火災事故を起こし,水をかけて消火しました。これで終わりか・・・・と思っていましたところ,1時間ほど乾燥させ再走行していました。さすが新倉高速鉄道で,日ごろの訓練の賜物? です。(なにしろ,防火板 3台の製造メーカーですから。)C56は走らせませんでした。
東野氏は阿里山シェィを走らせましたが,ブラストの効きが悪く蒸気圧が下がり気味で,一周持ちません。そのため電動ブロワーを載せた状態での走行となりました。矢野氏がいろいろと助言をされておりました。(写真参照)
阿里山シェイを準備中
阿里山シェイの走行調整
阿里山シェイ
遠藤氏はDB52をしばらくぶりで持参されました。氏はご自宅の庭園レイアウトで走らせておられるので,最初からパワーのある走りを見せていただきました。(写真参照)この機関車はアルコールの消費量の
多い機関車で,氏はバーナーを1本閉じた状態で運転しておられます。それでも,充分な蒸気量が得られています。さすがドイツの戦時型蒸気機関車で6000両も作られたことが理解できます。
DB52の引く列車
豊田氏の列車の横を走るDB52
豊田氏は6500型タイプ(2Bテンダー), GER( Cタンク) ,ボールドウィン B−1タイプの3両とも客貨車6両を引いて好調な走りでした。GER Cタンクはポットボイラー(あぶり缶)を焔管式に改造しているので ,蒸気の上がりが良く,パワーがあります。
蒸気上げ
アスターCタンク(GER)改
編成を準備中
信岡氏はDB78を持参されましたが,ウオーターゲージのガラス管が割れており取替え作業で終わりました。
川瀬氏はC11の飾り部品の補充に機関車を持参され,走行は次月以降となります。
三橋はDB62を持参しましたが,未走行でした。
|