ポート トレイン  

Vol.No.53  
( 横浜ライブスチームクラブ 会報)
平成26年8月号

1. 月例運転会 平成26年7月27日(日)開催、天候 晴れのちにわか雨、最高気温(横浜)34.3度

(1) 参加者と持参車両(会員番号順)
 新倉 C56、パニア改造Cテンダー、B20
 豊田 B1タンク、ライオン、BoldwinタイプB1タンク、森林Bタンク、自作小型客車4台、小型貨車3台
 遠藤 ルビー、B20 自作伊予鉄タイプ小型客車3台
 小野寺 イブニングスター、プロイセンP8
 梶ヶ谷 9600、自作貨車3台、自作古典客車1台
 内藤 Rebuild Merchant Navy、ユーティリティカー
 アスター社 UP844 2D2テンダー(特別走行)
 村内、清水、我妻、大沢、掛端、加藤
 YLSCメンバー 合計12名(木元氏を除く)
 アスター社 藤井社長、木元、小笹(元)望月氏、松島氏
 見学者 小松原高校鉄研部員5名、引率 雲土氏(井上・星野グループ)

(2)運転状況(会員番号順)

 厳しい暑さのなかでの運転会になりました。横浜の最高気温は34.3℃まで上昇しました。猛暑の影響で参加者はこれまでに比べると比較的少数でした。そうしたなか、熱中症に細心の注意をはらいながら、6名の方が運転を楽しみました。また、アスター社のご好意により、いま売出し中のUP844 2D2テンダー機関車のテスト走行が行われ、会員各位は大型機の迫力とパワーを十分に堪能しました。なお、今回の記事取材は午後2時で締切りましたので、それ以降に運転された方の走行状況については割愛しています。

 新倉氏はB20、C56、パニア改造Cテンダーを持参されました。前回運転しなかったパニア改造機はスハ型客車3輌を牽引して絶好調の走行でした。B20、C56もいつものようにレイアウトを暴走気味に走り回っていました。

 豊田氏は、自作B1タンク、自作BoldwinタイプB1タンク、ライオン、アスター製改造森林Bタンクを走らせました。いずれの機関車も自作の小型客車・貨車を牽引して好調でした。B1タンクについては、シリンダーはアスター製ですがボイラー、バルブギアを含めてそれ以外はスクラッチビルドの苦心作です。

 遠藤氏はルビーとB20を運転しました。ルビーはピストンバルブの調子が悪く不調でした。一方、B20は新倉氏のそれと同様に好調でした。自作の伊予鉄タイプの小型客車3台を牽引して軽やかに走行していました。伊予鉄タイプの客車は、設計図を伊予鉄から直接取り寄せて製作した好印象の作品です。2軸客車の車軸受は、アルミ製チャンネルを活用し、ばねを利かせるなどユニークな作りになっています。

 小野寺氏は最近入手したプロイセンP8テンダーとイブニングスターを持参しました。P8は調整不十分とのことで不調でしたが、イブニングスターは好調でした。イブニングスターは英国国鉄最後の蒸気機関車です。貨物用機関車ですがブリタニアをベースに製造されています。実物同様に優雅な風格で走行していました。

 梶ヶ谷氏の北海道タイプの9600は好調でした。自作の古典客車、自作のワム、トラ、ワフを牽引して30分以上にわたって順調に走行を続けていました。


 内藤氏は、最近組立てたRebuild Merchant Navy を運転しました。アスター社最新鋭のSLということもあって、さすがナハネ型客車4台を牽引してパワー有り余る走行でした。3気筒のため、SL特有のドラフト音が全くなく、滑るように静かに走っていました。

 厳しい暑さにもかかわらず、村内さんは元気なご様子で出席されました。アスター社のUP844のテスト走行を熱心にご覧になっていました。

(3)UP844 2D2テンダー機関車の運転
 アスター社のご好意により、いま売出し中のUP844を、社長みずからが運転しました。線路上での公開運転は今回が初めてということでした。米国型ワゴン貨車18台を連結し、アルコールと水を補給して着火、しばらくすると圧力が上昇して4キロを超えました。加減弁開き、手押しをすると機関車は静かに走行を始めました。18輌の貨車を牽引しながら、巡航速度を維持して走行する姿はさすがに迫力がありました。  今回のテスト走行に際して、小松原高校の鉄研部員にいろいろとお手伝いをしていただきました、あつく御礼申し上げます。

2. 京都運転会
 アスター社では10月ごろに京都運転会を計画しているとのことです。詳細が判明しだい続報します。

3. 次回運転会
 次回運転会を8月24日 (日)に開催します。

以上(文責 豊田)

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