ポート トレイン  

Vol.No.60  
( 横浜ライブスチームクラブ 会報)
平成27年 3月号

1. 月例運転会
平成27年2月22日(日)開催、天候 曇り、最高気温(横浜)9.5度
(1) 参加者と持参車両(会員番号順)

 和田 自作ハイスラー
 神田 オーストリア型2Bテンダー、仏型2Cテンダー 自作欧州型客車4台
 新倉 C56、パニアタンク、C11
 豊田 自作Bタンク、製作途上2Bタンク、メルクリン客車
 小野寺 C56
 東野 フライングスコッツマン
 平井 B20
 内藤 9600(RC)、自作ワキ2台、トキ
 ネルケ スクール
 清水、我妻、遠藤、梶ヶ谷、荒川、杉本、加藤、
 YLSCメンバー 合計16名(木元氏を除く)
 アスター社関係 藤井社長、木元、小笹(元)
 その他 望月氏、アスター顧客

(2)運転状況(会員番号順)

 今回の運転会は、今にも雨が降り出しそうな曇天のなかで行われました。結局、雨は降らず、会員は支障なく運転を楽しむことができました。一方、降雨予想のため、持参機関車台数を削減したり、機関車そのものを持って来なかったりしたので、走行機関車台数は比較的少数でした。それでも、16名もの会員が集まり、2階のショウルームは、スチームボートの展示や、模型談義で大賑わいでした。
なお、曇天のため、取材を午後2時で打ち切りましたので、それ以降の運転状況については割愛しています。

 和田さんは、自作のハイスラーとスチームボートを持参しました。ハイスラーは首振りエンジンをVの字型に機体中央に組込んでいます。がっちりと組立てられた見事な作品でした。今回は展示のみで走行はしませんでしたが、裾野の運転会では好調な走りだったようです。スチームボートも木目が美しい本格的なものでした。

 神田さんはオーストリア型2Bテンダーとフランス型テンホイラーを持参されました。前者はスクールの改造、後者は鈴木馨氏提供のボイラーをベースに手元ジャンク品を集めて製作したものです。いずれも自作欧州型客車4台を連結して快調に走行していました。なお、客車の内、ワゴンリ型食堂車は内部も丁寧に作られている同氏自信作です。

 新倉氏持参の3台の機関車はどれも好調でした。前回の転落事故に懲りて、今回は中B線での運転に徹していました。スハ型客車3両を牽引して、転落を気にせず,やや暴走に近いかたちで快走していました。

 豊田氏は自作のBタンクと製作途中の2Bタンクを走らせました。どちらも首振りエンジンです。Bタンクは安定した走行ぶりを見せていました。製作途上の2Bタンクは、今回が初火入れ、初走行となります。レギュレーター回りで蒸気漏れがあるものの、無事に走行し、テスト走行は成功でした。

 小野寺氏はC56を1年半ぶりに運転しました。しかし、ブランクが長かったので、まずまずの走行にとどまりました。十分に手入れして、次回の運転に期待しましょう。

 梶ヶ谷氏は、首振りエンジン搭載のスチームボートを展示し,実際に火入れして、机上運転をしました。和田氏のボートより一回り大きい作りでした。梶ヶ谷氏と和田氏の2隻のボートが並んでいる様は迫力がありました。

 東野氏は1月に続いて2月もフライングスコッツマンに挑戦しました。前回は不調だったのですが、今回は朝一番からの運転で意欲的でした。修理効果もあって大成功でした。単機走行で快調に中B線を飛ばしていました。

 平井氏のB20は好調でした。曇天のなかでの寒冷にもかかわらず、ガスの注入は順調でした。スハ型客車3台を牽引して、外A線を走り回っていました。

 内藤氏のRC仕様の9600を走らせました。自作のワキ2台とトキをつなげての貨物列車編成での運転でした。9600にはワキが似合い、重厚な走行でした。また、ワキも丁寧なつくりで見応えのある作品でした。

 ネルケさんは先月に引き続きスクール型機関車を持参しました。

 2. 線路補修作業の実施

 今年2月7日に、木元さん、望月さんの協力を得て線路補修作業を実施しました(担当 内藤、梶ヶ谷)。補修箇所は枕木損傷が目立ったD線、C線の数ヶ所と一部レールジョイン部分の手直しです。 利用者の皆様におかれましては、引き続き火災防止に十分な注意をお願いいたします。

 3. 次回運転会の開催とEF58運転のお願い

 次回運転会を平成27年3月22日(日)に開催します。
模型雑誌RMモデル誌は、このたびアスター社の協力を得て、EF58の製作記事を連載形式で掲載する予定になっています。記事執筆活動の一環として、RM誌の記者が取材のため同日のYLSC運転会を見学に来られます。つきましては、アスター社製EF58をお持ちの方は、是非、当日持参して同機を運転して下さるようお願いいたします。

以上(文責 豊田)

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