ポート トレイン  

Vol.No.61  
( 横浜ライブスチームクラブ 会報)
平成27年 4月号

1. 月例運転会
平成27年3月22日(日)開催、天候 晴れ、最高気温(横浜)18.6度
(1) 参加者と持参車両(会員番号順)

 神田 2B1タンク2台、自作英国型客車5台
 新倉 C56、B20、自作自由型客車2台
 豊田 自作機関車4台(B1タンク2台、1B1タンク、2Bタンク)客貨車5台
 中谷 グラスカステン(電動、メルクリン製)メルクリン改造客貨車4台
 大浜 ラウンドハウスBタンク、RC用ユーティリティカー
 本山 9600
 小野寺 プロイセン鉄道P8、ユーティリティカー メルクリン客車6台
 梶ヶ谷 フライングスコッツマン
 東野 グラスホッパー2台、コーチ型客車3台
 平井 D51(なめくじ)
 信岡 BR52
 内藤 ブルーダッチェス
 欠端 阿里山シェイ(旧)
 杉本 自作シングルドライバー(GWRノーススタータイプ)
 ネルケ プロイセン鉄道P8
 望月氏(ご協力メンバー) EF58
 芳賀氏(ご協力メンバー) EF58
 和田、村内(ご子息帯同)、清水、荒川、加藤、松原
 YLSCメンバー 合計21名(木元氏を除く)
 アスター顧客(橋本氏)
 アスター社関係 藤井社長、木元、小笹(元)
 RMモデル誌関係者

(2)運転状況(会員番号順)

今回の運転会は、4月上旬並みの汗ばむ陽気のなかで行われました。協力者、RM誌関係者を含めて多くの方々が集い、運転会は大いに盛り上がりました。なお、取材を午後2時で打ち切りましたので、それ以降の運転状況については割愛しています。

 神田氏は黒色塗装とグリーン塗装の2台の2B1タンクを持参されました。いずれも40年以上前の製作記事による自作機関車です。黒色塗色が同氏第1号の自作機関車だそうです。いずれも英国型客車5台を連結して快調に走行していました。

 新倉氏はおなじみのC56とB20を走らせました。自作の自由型客車2台をつなげて飛ぶように走っていました。自作の客車は青色に白帯を巻いた中型客車です。内部座席も丁寧に作りこまれており、好ましいスタイルをしていました。

 豊田氏の自作4台の機関車いずれも好調でした。持参した客貨車5両を連結して快調に走行していました。前回製作途上だった2Bタンクは、赤色に塗装されて完成していました。中型客車2両を牽引してハイスピードで走っていました。

 中谷氏は、電動のグラスカステンに小型に改造したメルクリン製客貨車4台を連結して走らせました。電動らしいゆっくりとした走行でした。改造客貨車は、中央部分をちょうど5センチ幅切断し、車長を短縮して、中型車を小型車に改造したものです。切断の跡が見えない見事な改造でした。切断・接合には高度の技術が必要だと自負していました。

 大浜氏はいつものラウンドハウスBタンクをラジコンに改造していました。今回はRC化のテスト走行でした。これが大成功で、Bタンクは軽快に自由自在に走っていました。

 本山さんの9600は手堅く単機走行していました。

 小野寺氏はプロイセン鉄道のP8を持参しました。スタートに手間取りましたものの、走り出すと次第に調子を上げていきました。ユーティリティカーとメルクリン製客車6台を連結して、重厚な走行ぶりをみせていました。

 梶ヶ谷氏は、新規購入したフライングスコッツマンを走らせました。中国製英国型客車を購入したので、それを牽引するために調達したとのことです。英国型客車の入手が遅れているため、今回はナハネを連結しての運転でした。前月の東野氏のフライングスコッツマン同様に好調でした。

 東野氏はグラスホッパー(G/H)2台とコーチ型小型客車3台を持参しました。黒色塗色のG/Hはバーナーからアルコールがあふれ出て火災を起こしてしまいましたので、即刻運転中止となりました。無塗装のG/Hは、コーチ型客車2台を連結して、バッタのようにピストンロッドを大きく動かせて軽快に走っていました。

 平井氏のD51(なめくじ)は好調でした。スハ型客車2台を牽引して、外A線を滑るように走り回っていました。

 内藤氏のRC仕様のブルーダッチェスを走らせました。ナハネ4台を連結して、安定した走行ぶりを見せていました。

 欠端氏の阿里山シェイ(旧)はこれまでと同様に、シェイらしく着実に走っていました。

 杉本氏はクラブ加入以来はじめて運転をしました。走行機関車は1A1テンダーの自作シングルドライバーです。プロトタイプはGWRのノーススターです。同機の印象を上手に捉えていました。首振りエンジン2基をフレーム内側に装着し、動輪クランク軸に直結しています。ボイラーは自作の湾曲煙管方式です。スクラッチビルド派の杉本氏らしいがっちりとした工作でした。動輪径が大きいため、ハイスピードで走り、テスト走行は大成功で、本人は大変満足していました。

 村内さんはご子息帯同で運転会を見学されていました。EF58のデモ走行を興味深くご覧になっていました。
 アスター社のニュースレターに掲載された徳島運転会記事のなかで、久しぶりに会員の千葉氏の近況写真を拝見しました。はるか遠く徳島でご活躍のご様子で何よりでした。ライブ運転の情熱もいささかも衰えていないようで感服いたしました。

2. EF58のデモンストレーション運転

 RMモデル誌が1番ゲージEF58の製作記事を連載形式で掲載するにあたり、記事執筆の参考にするため、今回、望月氏、芳賀氏の協力を得て、アスター社製EF58のデモ運転を行いました。両氏が精魂込めて丁寧に組立てたEF58は、静かに大型機ならではの貫禄を十分にはらいながら、ゆっくりと堂々と走行していました。これに対して、RMモデル関係者は熱心に、取材・カメラ撮影を行っていました。


3. アスター社の予定

 近々、京都での運転会を企画しているとのことです。売出し中の大型SL UP-FEF-3のお披露目運転も行うようです。ご関心のある方は、是非、ご参加ください。

4. 定期総会の開催

 定期総会を4月26日(日)の昼前に運転会を中断して開催します。
総会通知・資料を4月早々に会員各位に発送しますので、遅滞なく、出欠の返事と、欠席の方は委任状を提出してください。

5. 次回運転会の開催

 次回運転会を平成27年4月26日(日)に開催します。
以上(文責 豊田)

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