Vol.No.66   横浜ライブスチームクラブ 会報

ポート トレイン  

平成27年 9月号

1. 月例運転会
平成27年8月23日(日)開催、天候 晴れ、最高気温(横浜)31.3度
(1) 参加者と持参車両(会員番号順)

 神田 ポーランドタイプ2Bテンダー、独T3タンク メルクリン貨車10台
 新倉 C56、B20、パニアタンク
 豊田 2Bテンダー、1Cテンダー、1B1タンク、2Bタンク(いずれも自作) メルクリン客車3台、トラ2台
 遠藤 C11、運材ボギー貨車
 本山 9600、SNCF140C、リレーラー
 内藤 米国ライトミカド自作ワキ2台、トキ、UPワゴン貨車
 欠端 国鉄 8850
 ネルケ スクール
 村内(ご子息帯同)、我妻、加藤
 YLSCメンバー 合計11名(木元氏を除く)
 アスター社関係 木元、小笹(元)

(2)運転状況(会員番号順)

 朝方はどんよりとした天候でしたが、次第に晴れ間が広がり、厳しい残暑の中での運転会となりました。それでも前回の猛暑よりはしのぎやすいとして、会員は夏場の運転会を大いに楽しみました。

 神田氏はポーランド国鉄タイプの2BテンダーとT3タンクを持参しました。ポーランドタイプSLは、スクールの下回りをベースに鈴木馨氏提供のボイラーを乗せて改造した苦心作です。メルクリン製貨車10台を連結して、圧巻の走行ぶりを見せていました。T3も好調でした。アラン式バルブギアが独特の動きを見せていました。

 新倉氏はB20、C56、パニアタンクを運転しました。いずれも、スハ型客車2〜3両をけん引して絶好調でした。また、本人曰く、今回のC56は軸同ポンプ付きスペシャル版とのことでした。さすがにスペシャルらしく、控えめだが軽快にA線を走り回っていました。

 豊田氏のスクラッチビルドの4台の機関車はいずれも好調でした。8550タイプの1Cテンダーは複動式オシレーティングエンジンを装着しています。首振りエンジンですが、ボイラー、バーナー、火室、煙室などを本格的に作っていますので、通常エンジンに負けないパワーがあります。スハ型客車2両を牽引して余裕の走行を見せていました。

 遠藤氏は久しぶりにC11を運転しました。前回もC11を持参したのですが、猛暑のため運転をとりやめたいきさつがあります。走りこなしている機関車ですので今回も好調でした。一方、運材ボギー貨車を持参したのですが、車輪のバックゲージが広いため脱輪が多発していました。

 本山氏は9600とSNCF140Cを走らせました。単機走行でしたがいずれも好調でした。SNCF140Cのオリーブグリーンが陽に映えてきれいでした。また、今回も自作のリレーラーが、SLを線路からの乗り降りさせるに際して大活躍していました。

 内藤氏は米国ライトミカドを初走行させました。この機関車は簡略な造りですが、D型らしく大型機関車の風格があります。また、走行性能も優れています。自作のワキ2台とトキ、UPワゴン貨車を連結して堂々と走行していました。

 欠端氏はネットで入手した8850を前回に続いて運転しました。前回と同様に大正時代の雰囲気を醸し出しながら重厚に走行していました。

 ネルケさんはスクールを持参しました。初走行のようで、慎重に運転準備を進めていました。圧力が十分に上昇して軽く押すと、スクールはするすると走り始め、次第に加速して内側D線を軽快に走行しました。同氏はよほど嬉しかったらしく、歓声を連発していました。

 村内さんは今回も息子さん帯同で参加されました。100歳を超えたので車の運転は息子さんに任せるとのことでした。お元気そうで何よりでした。

(3)突風の被害
 先般、神奈川県内に吹き荒れた突風の被害を当運転会場も受けました。屋上で耐性テストのため晒していた石膏ボードが、突風に巻き上げられ粉々になって一面に散乱していました。運転会開始前に我妻氏、木元氏、内藤氏、本山氏が清掃作業を行い、運転可能な状況にしました。作業に参加された皆様、本当にお疲れさまでした。

2. アスター社の予定
 スイス型C型機関車「Tiger」については、6種のバリエーションを用意して年末ごろに発売予定だそうです。価格は未定ですが、20万円台前半になるとのことです。 同時に、同機専用のユーティリティカー(ブレーキ車タイプ)も発売する予定です。

3. 次回運転会の開催
 次回運転会を平成27年9月27日(日)に開催します。
以上(文責 豊田)

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