Vol.No.70   横浜ライブスチームクラブ 会報

ポート トレイン  

平成28年 1月号

 明けましておめでとうございます。ポートトレイン新年号をお届けします。今年も運転会に積極的に参加して、皆様の力で会を大いに盛り上げましょう。

1. 月例運転会
平成27年12月27日(日)開催、天候晴れ、最高気温(横浜)10.7度
(1) 参加者と持参車両(会員番号順)

 神田 オーストリアタイプ2B1テンダー、独タイプ1Cテンダー自作客貨車5台、メルクリン客車2台
 我妻 FEF4-8-4テンダー(走行せず)
 豊田 スターリングシングル、BoldwinB1タンク、B6タイプC1タンク自作客車2台、メルクリン客車1台
 中谷 8550
 遠藤 B20、ルビー、ユーティリティカー (古典客車タイプ)
 梶ヶ谷 米国型モーガルテンダー
 東野 フライングスコッツマン
 内藤 リビルドマーチャントネービー、ブルーダッチェス英国型客車3台
 杉本 1A1ノーススター、自作無蓋貨車2台
 和田、村内(ご子息帯同)、清水、加藤
 以上YLSCメンバー 合計13名(木元氏を除く)
 アスター社関係 木元、小笹
 見学者 3名

(2)運転状況(会員番号順)

 快晴に恵まれ、絶好の運転会日和でした。寒波の影響で冬らしい寒さの中での運転会でしたが、参加者は寒さをものともせずに、ライブ運転に夢中になっていました。ただ、ガス炊き機関車にとっては厳しい環境でした。

 神田さんは、オーストリアタイプ2B1テンダー、独タイプ1Cテンダーを運転しました。これらの機関車はアスター製SLを独自に改造したもので、原型を留めていませんでした。いずれも欧州型客貨車7台を連結して、好調に走行していました。客貨車のうち5台はスクラッチビルドの労作で丁寧な仕上がりを見せていました。

 我妻さんは、アスター社最新の大型SL FEF4-8-4テンダー持参しました。組立てたばかりということで、運転はしませんでしたが、その圧倒的な迫力はさすがでした。

 豊田氏は、スターリングシングル、ボールドウィンタンク、B6タイプ7C1タンクを走らせました。いずれも好調でした。スターリングシングルは中型客車3台を牽引して、特色ある大動輪をフル回転させながら飛ぶように走っていました。しかし、2巡目にはアルコールと水を取り違えるというトラブルを起こしてしまいました。糸芯をアルコールで洗浄して何とか走行可能な状況に修復しました。

 電動派の中谷さんはこのところ蒸気SLに凝っています。今回も一味違う8550を持ってきました。カウキャッチャーや飾り金具を取り付けて本来のアメリカンタイプに仕上げ、また、カーブでの走行を楽にするために第2動輪のフランジをカットしていました。運転性能も好調でスハ型客車3台を連結して、楽々と走行していました。

 大型SLの運転から引退した遠藤さんは、小型機のB20とルビーを運転しました。古典客車タイプのユーティリティカーをつなげたB20は好調でした。スハを連結して内側D線を手堅く走行していました。ルビーも、和田先輩の修理効果で、前進・後進ともに快調でした。

 梶ヶ谷さんは米国型モーガルを運転しました。このSLはコロラドサザーンモーガルがベースになっています。森林鉄道タイプから好ましい中型機関車に変身していました。重厚な走りぶりでした。

 体調を壊して見学が多かった東野さんは久しぶりに運転復帰しました。運転した車両は前回運転しなかったフライングスコッツマンです。この機関車は昨年5月の運転会で転落事故を起こして破損し、修理中でした。この度、ようやく修理が成り、試運転の運びとなりました。久しぶりの運転なので、スタートには手間取りましたが、内側D線を軽快に走行し、試運転は大成功でした。

 内藤氏さんはリビルドマーチャントネービーとブルーダッチェスを運転しました。いずれも中国製英国型客車3台を連結して、華麗に走っていました。英国型客車はこの2台の機関車にとても似合っていました。

 杉本氏は、ここのところ自作のノーススター専門です。今回も、自作の無蓋貨車2台をつなげて、外側A線をやや早めのスピードで快調に走っていました。

 昨年12月に御年101歳になられた村内さんが、久しぶりにご子息帯同で運転会に出席されました。運転を見学されながら、楽しそうに会員との会話が弾んでいました。いつまでも元気でいてください。

 加藤さんは同氏が発行する「月刊青大将58」の取材に活躍されていました。

2. レイアウト基板の補修と塗装
 昨年11月の運転会終了後レイアウト基板の補修を行い、さらに11月27日、28日にレイアウト基板の塗装を行いました。作業は内藤さんを中心に有志の方で行われました。おかげさまでレイアウトは見事に再生し、今回の運転会は、修復後の初運転となりました。今回の運転会ではレール面でのトラブルは全くなく、安全に運転することが出来ました。補修・塗装作業に参加されました皆様、どうもありがとうございました。

3. アスター社の記事
 今春発売予定のスイス型タンクTIGERがショウルームに展示されていました。ボイラー・キャブが赤色に塗装されたスマートな機関車でした。スハ6輌を軽く牽引する力持ちだそうです。価格はリーズナブルな水準を予定しているとのことです。  昨年末に予定していた京都運転会は今春に延期されました。

4. 新年会と次回運転会の開催
 平成28年1月24日(日)に新年会と運転会を同時に開催します。

 新年会については、屋上において運転会と併行して立食形式で実施します。12時ごろから2時ごろまで、簡略な形式で懇親を深めたいと思います。  会費は1,000円程度を予定しています。事前に出席の可否は問いませんので、ご自由に参加してください。
以上(文責 豊田)

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